🥭あんずって、こんなにおいしかったんだ。旬の“生あんず”がくれる、やさしい感動(山形3号)

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「生のあんずって、食べたことありますか?」

あんずといえば、干したものやジャムを思い浮かべる方が多いかもしれません。
でも実は、6月下旬から7月上旬のほんの短いあいだだけ、貴重な「生のあんず」が出回る時期があります。

生あんずの全体写真

やさしい甘さとキュッとした酸味。
食べた瞬間に広がるみずみずしさは、まさに初夏のごちそう。
旬の短さもあって、出会えたらちょっと特別な気分になれる果物です。

実は長野県は日本一のあんずの産地。
なかでも千曲市の森・倉科地区は「あんずの里」とも呼ばれています。
春には一面に咲くあんずの花、初夏には芳醇な実が実り、地域の風景にも暮らしにも根付いた果物なんです。

生あんずってどんな果物?

オレンジ色にふっくら実る、初夏のごほうび

生のあんずは、やさしいオレンジ色で、ふっくらとした丸い形。
果肉はやわらかくて果汁たっぷり、薄めの皮ごと丸かじりしたくなるかわいさがあります。

口に入れるとまず感じるのは、爽やかな酸味。
でもそのあとに、じんわりと甘さが広がっていく…。
このバランスのよさが、生あんずの大きな魅力なんです。

生あんずの単体写真

生あんずのルーツをたどると…

あんずは中国原産で、奈良時代にはすでに日本に渡ってきていたと言われています。
長野県のあんずは江戸時代に会津から伝わったとされ、気候と土地に合っていたことから定着し、今では全国一の生産地に。
長野県生まれの「信州大実」などの加工・生食両用品種が長年親しまれ、今も多くの園地で栽培されています。

現在出回っている生あんずの多くは、こうした伝統品種をルーツに持ちつつ、改良を重ねて生まれた“現代のあんず”。
生で食べられるのは、まさにその進化のたまものなんです。

生あんずの上から写真

生食できる、貴重なあんず

あんずって“加工用”じゃないの?

あんずは、干したりジャムにしたりするのが一般的。
それは、生の状態では傷みやすく、甘さが少ない品種が多かったからなんです。

でも今の生あんずは、生でもおいしく食べられる貴重な品種も増えてきています。
皮ごと食べても渋みが少なく、酸味もさわやかでクセがない。
冷やしておけば、暑い季節にぴったりの“天然フルーツシャーベット”のようになります。

生あんず複数のアップ写真

こんな楽しみ方も

  • そのまま冷やして丸かじり
  • ヨーグルトやグラノーラに添えて
  • 軽く焼いてハチミツを垂らして
  • 自家製ジャムやコンポートにしても最高!
生あんずの断面写真

あんずにも品種の個性があります

生あんずの品種のひとつ「山形3号」は、やさしい酸味と果肉のやわらかさが特長。
一方で、長野県生まれの「信州大実」はしっかりとした酸味と引き締まった果肉感、「ハーコット」は甘みが強く香りも豊か。

あんずって、実は品種によってけっこう味も香りも違うんです。
初めて食べるなら、やさしい味わいのタイプがおすすめ。
ぜひいろいろ試して、自分の“推しあんず”を見つけてください。

どこで買える?通販・ふるさと納税の情報

生あんずの出荷時期は、6月下旬〜7月上旬のほんの2週間ほど。
そのため、スーパーではほとんど見かけず、通販やふるさと納税が頼りになります。

\ 生あんずを楽しみたい方はこちらから /

こんな人におすすめです

  • 干しあんずしか食べたことがない方
  • 酸味のあるフルーツが好きな方
  • 旬のフルーツをそのまま味わいたい方
  • ふるさと納税で“ちょっとレア”な果物を探している方
  • 長野や山形の果物に親しみがある方

山形3号のイメージイラスト

まとめ:季節限定の“やさしい果物”、ぜひ一度味わってみて

生で食べられるあんずは、ほんの短い時期にだけ出回る貴重な果物。
さっぱりとした酸味とみずみずしさが、初夏の疲れた体にしみわたります。

毎年楽しみにしているファンも多い“生あんず”、
今年はぜひあなたも味わってみませんか?

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