こんな時期になってしまいましたが、この秋に食べたりんごを記録。この秋は、りんごをたくさん食べました!今回は、9月末に食べた、酸味がうれしい、大好きなりんご「紅玉」です。
紅玉
「紅玉」(こうぎょく)は、アメリカ原産のりんご。英語名は「ジョナサン」。千成(せんなり)・満紅(まんこう)とも呼ばれるそうで、日本へは、明治時代の初めに入ってきた、歴史の長いりんごです。酸味が強く煮崩れしにくいため、調理用・加工用としても人気。また、様々な品種の品種親としても活躍しています。
紅玉の起源には、いくつか説があるようですが、ある説では「エソパス・スピッツェンバーグ」の苗から生じたと言われているようです。
紅玉の子どもには、小ぶりで酸味のある「あかね」や、早生代表の「つがる」、群馬生まれの「あかぎ」、そして国内生産量第4位の「ジョナゴールド」などがあります。どれも、緻密な果肉や酸味、少し早めの収穫時期など、紅玉の特徴を受け継いだおいしいりんごたち。また、孫やひ孫には、「さんさ」や「夏明」がいまして、個人的には、酸味が強くて果肉の硬い、この早生りんごの系譜を、紅玉ラインと呼んでいます(笑)
大きさは、少し小ぶりで、食べやすいサイズ。色はきれいな真紅色。表皮に天然のワックス成分が出やすいので、少し布で拭くだけで、ピカッピカに輝きます。
形は楕円形。裏の地色は緑なので、本当にきれいに色づいているんだなと実感します。白い斑点が、よく見ると初めて気が付くくらいに、少し入っています。
切ってみると、果肉は緻密でしっかり。硬いりんごが好きな人には、ぴったりです。
果汁もしっかり。そして何より、いい香り!
食べてみると、果肉が硬くてしっかり!もはや、カリカリ!そして、酸っぱいくらいの酸味!香りも最高です!
果肉は、緻密で詰まっている感じ。だから加熱しても煮崩れしにくんですね。甘みは、ほのかに感じる程度。強い酸味がたまらない。そして、深みのある味わい。例えるなら、りんご界のカリカリ梅!(ほめてます)
他にはない味、ない香り。根強いファンが多いのも、うなずけます。硬いりんごが好きな人にはたまらない、唯一無二のりんごだと思います。おいしかったです、ごちそうさまでした!
情報
名称 :紅玉(ジョナサン)
アメリカ原産のりんご。日本には、明治時代に伝来。
分類 :中生種
収穫期:9月下旬〜10月中旬
かけ合わせ:米「Esopus Spitzenburg」に由来
外観:大きさは小。果形は楕円。
色は真紅。ワックス成分豊富で艶が出る。
味 :果肉は黄白。果肉は緻密でしまりがある。
甘味は中。酸味は強。果汁は中。
香り高い。
真っ赤できれいな艶々りんご。
強い酸味がうれしい、唯一無二のりんごです。
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