こんな時期になってしまいましたが、この秋に食べたりんごを記録。この秋は、りんごをたくさん食べました!今回は、10月頭に食べた、色鮮やかな、食べ切りりんご「シナノピッコロ」です。
シナノピッコロ
こちら「シナノピッコロ」は、長野県生まれのりんご。長野県農業関係試験場で開発されて、2006年に登録されました。サイズも見た目もお店に並ぶ時期も似ているため、いつも「シナノプッチ」と、どっちがどっちかわからなくなっちゃうんですが…(名前も「ピッコロ」はイタリア語で、「プッチ」はフランス語で、共に「小さい」ですし…)よくよく見ると、ピッコロの方が気持ち大きめ長細く、色も鮮やかですかね。味もピッコロの方が、酸味控えめで優しい気がします。
「シナノピッコロ」の親は、「ゴールデンデリシャス」と「あかね」。実は「シナノプッチ」の親同士の掛け合わせです。似ているわけですね。そして、超優良交配種の「ゴールデンデリシャス」と、酸味と歯ごたえの良さを兼ね備えた「紅玉」系の掛け合わせ。美味しくないわけがない。
果実の大きさは、小ぶり。うれしい食べ切りサイズです。形は、少し縦長で、シュッとしています。縦長のせいか、プッチより、気持ち大きく見えます。
何より、色が!鮮やかで、美しい!
カメラを通すと、発色が鮮やかで、まるで蛍光色!縞もなく、きれいに均一に色づいています。プッチは、もう少し濃いめの赤色でしたので、ここでも見分けられそうですね。
切ってみると、硬めの感触!さすが、紅玉の孫。歯ごたえも、しっかりとしていそうです。
果肉は真っ白。ハリがあります。果汁もたっぷり。
食べてみると、果肉シャッキリ!甘みもしっかり!酸味は控えめで、食べやすいです。シナノプッチは、味がしっかりと濃い印象でしたが、こちらは、少し穏やかで優しい。何ともバランスの良い味わいという気がしました。
皮も薄く、サイズも小ぶり。食べ切り、丸かじりに最適なりんごです。お弁当のデザートに最適かもしれません。そして、似ているプッチと、どう違うの??と、食べ比べしたくなるりんごでした。違いも楽しい!ごちそうさまでした!
情報
名称 :シナノピッコロ
登録年:2006年
出願年:2004年(長野県農業関係試験場にて開発)
分類 :中生種
収穫期:9月下旬
かけ合わせ:ゴールデンデリシャス×あかね
外観:重さは150〜200gほどで小さい。果形は長円。
地色は黄、赤色に着色。
味 :果肉は白く硬い。果汁は多め。
甘味は中。酸味は弱。
鮮やかな色合いの、小玉りんご。
食べきりサイズ&皮も薄いので、丸かじりに最適です!
農林水産省 品種登録ホームページ:登録品種データベース > シナノピッコロ
長野県農業関係試験場 > オリジナル開発品種 > シナノピッコロ
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