春先だけのお楽しみ。大人の辛み。
本日は安曇野市から「わさびの花」をいただきます。
わさびの花
「わさびの花」は、刺身などに使うわさびの茎と花の部分。春先にだけ出回る、季節を感じる野菜です。今回は、長野県のアンテナショップ銀座NAGANOで購入しました。出回る時期が短いので、出会えた時はうれしくなります。安曇野市といえば、きれいな水と「大王わさび農場」。実はわさびの茎葉については、長野県が生産量全国1位だそうです。(根部分は静岡県が1位)
おひたし、和え物、醤油漬け、天ぷらなど、食べ方は多々ありますが、せっかくなので今回は、売り場でもらったレシピ通りに作ってみることに。香りが楽しめそうな、合わせ出汁のおひたしです。
わさびの花を刻んで、保存用袋に入れ、砂糖をまぶします。
熱湯を入れて、氷水で急冷。
水を捨てて、出汁を入れます。このまま冷蔵庫で一晩。
わさびの花のおひたしの完成です。
簡単!茹でなくていいんだ…とびっくり。道具も調理バサミと保存袋だけ、しかもそのまま冷蔵庫に入れられます。また、刻んだり熱湯を入れるタイミングで、ふわっとわさびのいい香り!なんとも、楽しくなる料理でした。
味の方は、香りがたって、辛みもあるけど辛すぎず、なんとも爽やかです。味付けは、出汁のみなので、好みで醤油をかけても美味しいと思います。爽やかな辛みが、日本酒にぴったり。ご飯のお供にも、合うと思います。春が来た!とうれしくなる味でした。
情報
・わさびの花(わさびの花芽部分)
・アブラナ科ワサビ属
・1月頃から出回り始め、4月頃まで続く。
まとまった量が出回り、食べ頃の旬となるのは2月から3月。
・わさび生産量(葉柄):
1位 長野県(585.2t)
2位 岩手県(515.5t)
3位 静岡県(264.4t)
・わさび生産量(根茎):
1位 静岡県(246.2t)
2位 長野県(223.7t)
3位 大分県(32.5t)
(水わさび、畑わさびの合計)
(農林水産省 平成29年特用林産基礎資料より)