贅沢な風味の再仕込み醤油 大久保醸造店の甘露醤油

雑誌のお取り寄せ特集で見てから、ずっと気になっていた品物を、アンテナショップで発見。公式通販していないメーカーさんで、このご時世、まだまだ買いに行けないなぁと諦めていたところだったんです。さすが、アンテナショップ。本日は、大久保醸造店の「甘露醤油」をいただきます。

大久保醸造店　本造り甘露醤油720ml 価格：1566円（税込、送料別) (2020/7/15時点)

甘露醤油

こちら、大久保醸造店さんは、松本市の醸造店さん。お醤油の他にも、お味噌や甘酒なども作っています。春先には「あまざけ」や「あまざけ ゆるら」も、お世話になりました。お醤油も、この甘露醤油の他にも、「紫大尽」と呼ばれる色味の薄めのものや、年に一回木桶で仕込まれる「木桶醤油」など、色々なお醤油があるそうです。

最近では、雑誌のお取り寄せ特集や、著名人のこだわりの一品などでも紹介されていました。愛用している料理家さんも多いんだとか。まさか、東京で買えるとは。ビンなので、現地で買っても重さがありますし、ありがたいことこの上ありません。

今回の甘露醤油は、「さいしこみしょうゆ」。
お醤油は通常、蒸した大豆と炒った小麦に種麹を加えて「醤油麹」を作り、この麹と塩水を混ぜて「諸味」（もろみ）にし、発酵・熟成させて絞りますが、「再仕込み醤油」は、更にもう一度（場合によっては２度、３度）、この絞った「生しょうゆ」を塩水の代わりにして、麹と合わせて発酵・熟成させます。
大久保醸造店の場合は、１年醸造の生しょうゆに、醤油麹と更に米麹も加えて、計「３年間」熟成。時間も原料も、とても贅沢なものとなっています。

このお醤油、３年もかけて作られたんだと、その手間ひまを考えると、正直もっと高くても納得のお値段。すごいなぁ…
大久保醸造さんは、蔵の作りも特徴的で、３階が原料処理、２階が麹室、１階が熟成桶、加工した原料を「落とす」という超効率な構造。本当にそういうところ、すごいと思っちゃいます。

さて、甘露醤油、開けて少し出してみると、色はしっかり濃い色。気持ちトロッとしている気もします。そして、香りが…いい！最高です！ふわりとしっかりと、とてもいい香りがします。お醤油の香ばしさと、濃厚な日本酒のような贅沢感、カラメル的な甘さもあるような、豊潤な香り。だから「甘露」なのかなと。ずっと嗅いでいたいくらいです…

まずは、スタンダードに、白身魚のお刺身で。うん！濃厚！おいしい！
めちゃめちゃ濃厚で、贅沢な味がします。通常の醤油の５倍濃ゆい。（当社比）そして、旨味も強い！香りも相まって、たまりません。
味自体は、甘いというわけではないんです。甘露といいますし、香りも甘かったので、味も九州の甘口醤油的なものを想像していたので、ちょっとびっくり。しょっぱさは、通常の醤油と同じくらいだと思います。いや、1.1倍くらいは濃いかも？？味は、旨味が５倍くらい濃縮された、おいしいおいしいお醤油です。

続いて、卵かけご飯にも！おいしくないわけがない。ちょちょいとかけてあげるだけで、風味豊かなごちそうに一瞬で昇格しました。おいしい…うれしい…

あとは、お醤油の味を存分に楽しめる「冷奴」も堪能。おいしかったです。続いて、「唐揚げ」も最高。下味に揉み込むと、短時間ですごくしっかり味がついて、風味も豊かになって、おいしいです。もしかして、このお醤油、そのままでも十分おいしいんですが、料理の下味や煮物の味付けに使うと、ものすごく威力を発揮するんじゃ…次回は肉じゃがに使ってみたいと思います。
料理も食事も、とても楽しくしてくれるお醤油でした、絶対リピートします。冷蔵庫に常備します。ありがとうございます。ごちそうさまでした！

大久保醸造店　本造り甘露醤油720ml 価格：1566円（税込、送料別) (2020/7/15時点)

情報

名称：さいしこみしょうゆ
原材料名：生しょうゆ（国内製造）、小麦、大豆、食塩、米
内容量：360ml
賞味期限：（購入時2年ほどでした）
保存方法：未開栓時直射日光をさけて保存
開栓後の取り扱い：カビが発生しないよう留意して保存
製造者：株式会社 大久保醸造店 長野県松本市大字里山辺2889
TEL：0263-32-3154

栄養成分表示（15ml（大さじ1杯）当たり）
熱量　 22kcal
たんぱく質　1.8g
脂質 　0.0g
炭水化物　 3.6g
食塩相当量 2.7g

お店紹介サイト：https://www.s-shoyu.com/kura/ookubo
オンラインショップ（紹介サイト内）：https://www.s-kura.com/?mode=grp&gid=1467646

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