甘くてジューシー 夏の楽しみ 生プルーン

プルーン

プルーンといえば、ドライフルーツやジャムなどが多い印象ですが、新鮮なものは甘くてジューシーで、すっごくおいしいんです!本日は、夏のお楽しみ生の「プルーン」をいただきます。

プルーン

プルーン

今回の「プルーン」は、長野県の実家が送ってくれたもの。実家の庭にある木なので、種類は不明…そもそも、プルーンに種類があるなんて、東京に来るまで知りませんでした。プルーンはプルーンだと思ってた!

プルーンは、西洋スモモの呼称。一般的には、スモモの中でも、糖度が高くてドライフルーツにもできるスモモを「プルーン」、生でしか食べないスモモを「プラム」と言うみたいです。(諸説あり)

プルーン

種類も、何十種類もあるようで、種類によって早生、中生、晩生と、収穫期も7月下旬からなんと10月中旬までの長期に渡ります。最もたくさん作られている品種は「サンプルーン」(25%ほど)、次いで「シュガー」、「スタンレイ」。

長野県生まれの品種としては、中生種の「サマーキュート」と晩生種の「オータムキュート」があるようです。実は、長野県は、国産プルーンの6割を生産しているという一大生産地。プルーンは雨で実が割れてしまうため、降水量の少ない場所が適しているようです。また、昭和初期に軽井沢の別荘地にプルーンの木が持ち込まれ、隣の佐久地方で生産が広がったと言う歴史もあります。

プルーン

今回のプルーンも、生産量の多いサンプルーンかなと思いましたが、晩生種で9月下旬からなので、ちょっと違うか…時期的にはアーリーリバーなんですが、小さめで酸味が強いというので、これも違うか…かなり大玉で甘いので、時期的にサンタスかオパールかなと思われます。

というか、プルーン。品種によって、大きさや色や形が、結構違う!調べてびっくりしました。これは、食べ比べ始めるとハマりそうです…ドライフルーツにすると、あまりわからなくなるので、生プルーンならではの楽しみ方かと思いました。

プルーン

切ってみると、黄緑色のきれいな果肉。種は一部分だけ果肉とくっついていて、剥がしやすい種類です。

食べてみると、甘くておいしい!酸味も少しだけあって、夏にうれしい味です。果汁が滴るほどジューシーで、これもうれしい!今年は、春先の冷え込みや長雨、日照時間が少なかったせいで、果物の出来が良くないと聞いていますが、いやいや、これはおいしい!こんなにおいしいプルーン始めて食べたかもしれません。

プルーン

ものすごくたくさんもらったので、半分はジャムにして保存します。種を取ったプルーンと砂糖を鍋に入れて、弱火にかけるだけで完成!とてもきれいな紅色のジャムになりました。

これが、食べてみると酸味が際立ってびっくり!あんなに甘かったプルーンが、ジャムにすると酸っぱく変わります。砂糖控えめということもありますが、もはや化学変化の域でびっくり。でも、この酸味がたまりません。異なる味が楽しめる、食べ方です。

プルーン

甘くてジューシーで、とてもおいしかったです!半分ジャムにしましたが、正直全部生でもいけたかも…いえ、プルーンは食べすぎ注意。おなかに来ちゃいますからね。理性的に楽しみたいと思います。でもおいしかった…他の種類もお店で買って、食べ比べてみたいと思いました。ごちそうさまでした!

情報

名称 :プルーン(西洋スモモ)
収穫期:7月下旬〜10月中旬
世界的産地:アメリカ合衆国カルフォルニア州
国内産地:長野県で6割程度生産、北海道、青森県など 
外観:果実の大きさは30〜60g程度。形は楕円形。
   皮色は黄地に紅紫に着色。果肉の色は黄。
味 :果肉はやわらかめ。果汁は多め。
   甘味は高。酸味は中。(品種による)

農林水産省 品種登録ホームページ:登録品種データベース > サマーキュート
長野県農業関係試験場 > オリジナル開発品種 > サマーキュート

※記載の情報はページ公開時点のものです。

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