桃とネクタリンの交配種 カリッとした果肉にしつこくない甘さ ワッサー

ワッサー

今年も無事に手に入りました!都内では、手に入りにくいこちらの果物。歯ごたえしっかり、甘味もしっかり、硬めの桃の進化系。本日は、桃とネクタリンの交配種「ワッサー」をいただきます。

ワッサー

ワッサー

こちら「ワッサー」は、長野県須坂市生まれの果物。1988年に登録出願、1990年に品種登録。桃とネクタリンの交配種。同じ果樹園に、両方植わっていたら、こんなおいしいものが、偶然発生したというから驚きです。

ワッサー

名前は、登録者の方の、子ども時代のあだ名からとのこと!「中村渡」さん、だからわっさん?「ワッサー」なんですね。

ワッサー

ワッサーは、桃よりもオレンジ色が強く、とても元気な色。更に熟れると、赤くなってきます。今回のワッサーは、熟れ熟れ。ちょっと追熟もさせちゃいました。

ワッサー

大きさは、今回は300gほど。ワッサーにしては、少し小ぶりサイズです。切ってみると、中まできれいなオレンジ色!種周りは、かなりしっかり身が付いているので、ぐるりと回して割っています。

夏明

ワッサーの特徴の一つとして、果肉がしっかり硬いので、強めに握って回したりしても、潰れることはなくて、安心。そして、この硬さがうれしい。硬い桃も大好きです。

ワッサー

皮は薄め、多少毛はありますが桃ほどではないので、剥かずに洗ってそのまま食べられちゃいます。何なら、丸かじりでも。

ワッサー

食べてみると、カリッとした食感。硬くてしっかりした果肉。歯ごたえも爽やかで最高です。果汁はジューシーですが、ポタポタ垂れるほどではないので、手も汚れずに、これまた食べやすい。味も、甘くておいしい!桃的なとろりとした甘さと、ネクタリンのさっぱりとした酸味が、いい感じに合わさっています。しつこくない、爽やかな甘さです。

ワッサー

皮も、ちょっと渋みが加わって、付いていた方がおいしいかもと思いました。きれいなオレンジ色に、カリッとした果肉、しつこくない甘さ。夏にありがたい、元気の出る果物です。ちょっと珍しいので、贈り物などにも喜ばれそうですよね。おいしかったです!ごちそうさまでした!

情報

名称 :ワッサー
登録年:1990年
出願年:1988年(長野県須坂市において中村渡氏が交配)
収穫期:8月中下旬
かけ合わせ:山根白桃×水野ネクタリン(混植園における偶発実生)
外観:果実の大きさは350g程度。形は円形。
   皮色は黄地に赤く着色。果肉の色も黄。
味 :果肉は硬く、果汁はやや多。
   甘味は中。酸味は少。

農林水産省 品種登録ホームページ:登録品種データベース >ワッサー

※記載の情報はページ公開時点のものです。

スポンサーリンク

シェアする

フォローする