小ぶりで真っ赤!きれいなりんご さんさ

さんさ

真っ赤な色が印象的な、こちらのりんご。歯ごたえもしっかり、甘酸っぱくて、おいしい!本日は「さんさ」をいただきます。

さんさ

さんさ

こちら「さんさ」は、なんとニュージーランド生まれ、岩手育ち!
ニュージーランド国立科学産業研究所で、盛岡から送られた「あかね」の花粉を「ガラ」と交配し、その実をまた盛岡で育成して登録されました。名前の「さんさ」は岩手県盛岡市の「さんさ踊り」から。岩手育ちのりんごに、ぴったりの名前です!

夏明

「さんさ」は、以前食べた夏りんご「夏明(なつあかり)」の親に当たります。祖先?の紅玉の甘酸っぱさを兼ね備えた、小ぶりの早生りんごライン。歯ごたえしっかりで、酸味も強めで、大好きです。さんさの親である「あかね」も、出会えたらぜひとも食べてみたいです。

「ガラ」は、ニュージーランドのりんごで、日本ではほとんど生産がないようです。キッズオレンジレッドとゴールデンデリシャスの掛け合わせとのこと。日本での生産はありませんが、ニュージーランド、ブラジル、アメリカなど、海外では広く作られ、世界的な品種のようなので、いつか輸入りんごとして出会えるかもしれません。ちなみに、「Gala(ガラ)」は、お祭りや特別な催しという意味なんだとか。子どもが「さんさ」祭りというのも、ぴったりですね!

さんさ

さんさの色は、黄緑の地色に、鮮やかな赤!この赤がまたきれいで、ずっと見ていられます。枝の影だったのか、一筋ついた黄緑の地色ラインが、これまたきれい。

さんさ

おしり側は、地色がわかりやすく残っています。黄緑からのグラデーションが素敵。こんなに真っ赤なのに、おしり側は意外に緑なのも、驚きです。

さんさ

切ってみると、果肉は白。緻密で、切る際にも、しっかりとした硬さを感じました。歯ごたえが楽しみです。蜜は入っていませんが、元々入らない品種だそうです。

さんさ

果汁は多め。香りは、ほのかに感じる程度です。

さんさ

食べてみると、歯ごたえ最高!甘酸っぱくて、おいしい!
果肉が緻密でシャキシャキです。早生りんごではダントツじゃないでしょうか?果汁は多め、適度な酸味、さっぱりとした甘味を感じます。これはおいしい、とてもおいしい。紅玉が好きな人には、たまらないりんごかと思います。

さんさ

緻密で味がしっかりしているので、少量でも満足感があるタイプ。食後のおくち直しにぴったりです。おいしい酸味が、食事のあぶらっこさも吹き飛ばしてくれそうです。つがるよりも1週間ほど早く出回る品種。もうすぐ来るりんごの本格シーズンを感じられる、おいしい早生りんごでした。

情報

名称 :さんさ
登録年:1988年
出願年:1986年(ニュージーランドで交配した実を岩手で育成)
分類 :早生種
収穫期:9月上旬
かけ合わせ:ガラ×あかね
外観:重さは200〜220gほどで小ぶり。
   地色は黄緑、鮮紅色に着色。
味 :果肉は白く緻密。果汁多め。
   甘味は中。酸味は弱。蜜は入らない。

甘酸っぱくておいしい!緻密な果肉の歯ごたえがうれしい。
つがるより1週間ほど早く出回る早生りんご。

農林水産省 品種登録ホームページ:登録品種データベース > さんさ

※記載の情報はページ公開時点のものです。

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