ちょっと小ぶりで可愛らしい、こちらのりんご。食べてみると、パリッパリ！歯ごたえ最高！味も濃くておいしい！本日は「シナノプッチ」をいただきます。
シナノプッチ
こちら「シナノプッチ」は、長野県生まれのりんご。長野県農業関係試験場で開発されて、2010年に登録されました。小ぶりで、きれいな色づきが特徴的なこのりんご、紅玉にも似てると思ったら、やっぱりの紅玉ライン（勝手に命名）のりんごでした。
「シナノプッチ」の親は、「つがる」と「さんさ」。両方とも、紅玉の子供と孫に当たります。特に、さんさは果肉が緻密でシャキシャキ！なるほどの食感です。また、つがるの甘さも受け継いでいるのか、酸味がしっかりしていたさんさよりも、シナノプッチの方が甘さが加わって味が濃くなっているように感じます。
果実の大きさは、さんさよりも、もっと小ぶり。可愛らしい食べきりサイズです。これも、気軽に食べられてありがたいです。お弁当のデザートに、そのまま１個持って行っても良さそう。形は、まん丸よりは、どこか偏って、扁円のものが多いです。それもまた、可愛くてよし。
色は、黄の地色に、赤色がしっかり出やすいんだとか。これは、ちょっと下が緑ですが、味はしっかり濃かったので、りんごの赤さは、（ある程度以降は）実は味にはあまり影響しないのかも？と思い始めた今日この頃です。りんごの果皮には赤・緑・黄の成分があるそうですが、日光に当たった結果、緑が濃くなる場合もありますもんね。
切ってみると、パリッとしっかりとした手応え！果肉は白くてハリがあります。
果汁もしっかり。香りも、甘酸っぱい香りが広がります。
食べてみると、パリッパリ！歯ごたえ最高！果汁もたっぷりで、ジューシーです。甘味もしっかり、酸味もしっかりで、味が濃い！おいしい！とてもおいしい！
果肉がパリッパリで、硬めのりんごが好きな人にはたまらないと思います。味も甘味も酸味もしっかり。濃い味の贅沢りんごです。小ぶりのサイズで、結果的にバランスがちょうどよくなっています。つがるの甘味と、さんさのパリパリ感を、しっかり受け継いでいます。品種開発ってすごい…
本当においしいりんごです。毎日でも食べたいくらい。たぶんシーズンが短いのかな。あまり出回っているのを見たことなく、手に入り難いのが残念。来年も忘れずに、食べたいと思います。冷蔵貯蔵は少し長めに保つらしいので、今年はもうちょっと買い込んじゃおうかな。楽しませてもらいます。ごちそうさまでした！
情報
名称 ：シナノプッチ
登録年：2010年
出願年：2009年（長野県農業関係試験場にて開発）
分類 ：中生種
収穫期：9月中旬
かけ合わせ：つがる×さんさ
外観：重さは150〜200gほどで小さい。果形は扁円。
地色は黄、全体に赤色に着色。
味 ：果肉は白く硬め。果汁は多い。
甘味は中。酸味は弱。
濃い味でジューシーでパリッパリ！
小ぶりですが、とてもおいしいりんごです。
農林水産省 品種登録ホームページ：登録品種データベース > シナノプッチ
長野県農業関係試験場 > オリジナル開発品種 > シナノプッチ
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