桜餡を満喫!双松庵唯七の桜きんつば

双松庵唯七「桜きんつば」

春を感じる今日この頃。桜の開花予想も発表され、お菓子も桜シーズン到来です。
本日は飯田市の双松庵唯七(そうしょうあんただしち)「桜きんつば」をいただきます。

桜きんつば

双松庵唯七「桜きんつば」

双松庵唯七「桜きんつば」

きれいな和紙と高級感のある臙脂色の箱を開くと、3個入りのきんつばとご対面。きんつばが思った以上に桜色なのと、そこにのせられた桜の花びらに、あぁ春が来るなぁとうれしくなります。
開けてから気付いたのですが、和紙の透け感と色味は、このきんつばそっくり。なんとも素敵な包みです。

双松庵唯七「桜きんつば」

きんつばの桜色の正体は、白餡に桜葉の塩漬けが入った桜餡。
「手亡白餡」の「手亡(てぼう)」とは、皮の白いインゲンマメの一種、蔓がなく手竹(てだけ)と呼ばれる支柱がいらない品種をこう呼ぶようです。
その桜餡を円柱型にして、衣を付けて焼いたのがこのお菓子。
四角いきんつばは包丁で切って作れますが、丸いきんつばは手で丸めるため、作るのが大変そう。さらには桜の花びらものって、なんともありがたいお菓子です。

双松庵唯七「桜きんつば」

原材料はいたってシンプル。それなのにこんなにきれいな桜色は驚きです。
お酢は桜の塩漬けに使われているのだと思われます。上にのった桜の花は、前の年に摘んだ八重桜「関山」を、塩と梅酢だけで漬け込んだものとのこと。一足早く、きれいな桜を見ることができました。

双松庵唯七「桜きんつば」

「双松庵唯七(そうしょうあんただしち)」は、長野県飯田市の老舗食品メーカー「戸田屋」の和菓子ブランド。現社長の曽祖父様の遺徳を偲び、その俳号「双松庵」と、ご本名「唯七」から、名付けられたそうです。

双松庵唯七「桜きんつば」

なんと戸田屋は寛永5年(1628年)創業。製菓原料の販売から半生菓子の企画・開発まで、幅広い事業を手掛けています。もしかしたら、スーパーで見かけるあの和菓子の詰め合わせも戸田屋さんかも???「双松庵唯七」はその中で、2005年に高級和菓子の通信販売専用ブランドして立ち上げられたそうです。
そんな経緯もあってか、販売サイトがしっかりしてくれていて、ありがたいことこの上ありません。おかげさまで、遠方にいながらにして、長野県の美味しい和菓子をこうして楽しむことができます。ありがとうございます。

双松庵唯七「桜きんつば」

きんつばはうれしい個別包装。箱を開けても一気に食べ切らなくて済みます。

双松庵唯七「桜きんつば」

なんともきれいな桜色。桜の花びらも美しく、ついつい眺めてしまいます。

双松庵唯七「桜きんつば」

裏側。手作り手焼きしたんだろうなぁという少し不揃いの形と、生地のたまり具合が、いい感じ。

双松庵唯七「桜きんつば」

横から。しっかりとした厚さです。

双松庵唯七「桜きんつば」

断面。本当に中までみっしり桜餡!あんこを食べる感満載です。
一度にこんなに餡を食べられるかしら…と緊張感さえ湧きますが、一口食べるとそんな懸念は吹き飛びました。

桜のいい香りに、さっぱり桜餡!餡は決して甘すぎず、ホクホク感があります。そして、途中で口に入る桜の塩漬け、塩味も味に変化が出てうれしいです。そして、おなかに、たまる!ボリューム感、満足感。

飲み物は、濃いめの緑茶や抹茶を合わせたい。むしろ、餡がさっぱりホクホクしているので、飲み物は必須かと思います。

1個ですごい満足感を得ることができるので、あとの2個は…みんなで分けたいと思いました。季節感、特別感があって、春のおもたせにぴったりのお菓子でした。

双松庵唯七「桜きんつば」
(ごちそうさまでした!)

情報

品名:桜きんつば
名称:菓子
原材料名:砂糖、小豆、小麦粉、水飴、白玉粉、桜花、食塩、梅酢、醸造酢
内容量:3個
賞味期限:(購入時、一週間ほどでした)
保存方法:直射日光、高温多湿を、お避けください。
製造者:双松庵唯七 株式会社戸田屋 長野県飯田市松尾上溝2910-28
TEL:0265-22-6018
本品製造工場では卵、乳、そばを含む製品を生産しています。開封後は賞味期限に関わらずすみやかにお召し上がりください。

お店ウェブサイト:http://www.todayanet.com
オンラインショップ:https://www.tadashichi.com

※記載の情報はページ公開時点のものです。

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